言うべきか、言わざるべきか…

 私は、年をとるほどに、人のうわさ話をしなくなったように思う。
 …というか、他人の言動そのもに、興味がなくなりつつある。

 先日、ご近所の奥さんにも、「ミマンさんは、人のことをあれこれ言わないのね。偉いわ」と、言われたところだ。
 でも、それを長女に言ったら、「お母さんは、他人に興味のない、自己中人間」と辛らつに言い返されて、「確かに…」と、思ってしまったけど。(笑)

 だから、もう別所帯でやっている子ども達家族のあれやこれやについても、口煩く干渉しないほうだと思う。

 しかし、今回の長女の夫の病気については、「家族に癌患者が多いのだから、嫌われてでも口煩く、癌検診を受けるようにいうべきだったのだろうか?」と、かなり悩んだ。

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 …と、病気の話からそれるのだけど、昨日は、私が住む町では、1万人が参加してのご当地マラソン大会があった。
 
 長男はずっと参加していたのだけど、もう40歳となり、その上に、この1年まったく走っていない様子だったので、「今年も参加する。会社命令だ」と聞かされた時、「これは、走らないように、きつく言うべきか?」と、悩んだ。
 数年前に、このマラソン大会では、長男くらいの年頃の人が死んでいるのだ。

 言うべきか、言わざるべきか…と悩みつつ、見舞いや縫い物で忙しく過ごしているうちに、言わないままで、当日が来てしまった。

「ゴールしたら、メールをしてね」と頼んでいたお嫁さんからも、まったく連絡がないしで、テレビ中継を見ていても、落ち着かない。

 そうしたら、締め切りの6時間ちょうどに、長男から電話があった。
「走ってなかったわりには、快調で。35キロまで順調に走っていたんだけど、同僚が足を痛めたと言うので、つきあって一緒に歩いて、さっき、ゴールしたところ。今まで参加してきて、こんに体が楽なのは初めてだ」
 
 まったく疲れを感じさせない電話の声に、「参加をとりやめるようにと言わなくて、よかった」と、私は思ってしまった。

 言うべきか、言わざるべきか…、親子の間でも、本当に悩ましい問題だ。
 どちらかに決めて、腹を括るしかないのか…。
 
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by miman57 | 2017-02-13 10:49 | 日々に想う | Comments(0)