「麻紐かごの蓋」と、3回、唱えよう!(笑)

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 先日、長女の家に行った時、長女から相談を受けた。

 もうすぐ、大腸がんを患った長女の夫の再手術となるのだけど、それを小耳に挟んだ人が、「それで、ご主人、助かるの?」と、ものすごく真剣な表情で長女に聞いてきたらしい。普段、そういうデリカシーのないことを言う人ではないと思っていたので、長女はものすごく驚いたとのこと。「あの人、どうして、あんなことを言ったのだろう?」と長女が言う。

「あなたの言うように、その人がデリカシーのある人だとしたら、ガン>再発>再手術>助かりにくいと、とっさに思考が働いたのかも。もしかしたら、身近に、ガンの再発で亡くなった人がいて、その人にとって、その記憶が生々しいので、発言に余裕がなかったのかも。でも、これは、全部、お母さんの憶測よ。

 それで、ちょっと話は飛ぶのだけど、お母さんが、最近、経験したことを聞いてくれる。ある人にポーチをプレゼントするので、ゆうパックで送ったのだけど、その中におまけとして、麻紐のかごを2つ入れたのよ。そうしたら、その人からお礼の電話があった時、麻紐かごは1つしか入ってませんでしたって…。

 …とっさに、<その人は、ゆうパックから、1つ、取り出すのを忘れている><ゆうパックから取り出した麻紐かごを持って、家の中を移動していて、どこかに1つ落とした><2つ重なった状態で、1つだと思っている>の、3つを考えたけど、もしかしたら、4つ目の<私が入れ忘れた>というのもあるから、「あっ、1つしか入ってなかったですか。あらまあ、ごめんなさい」って、電話を切ったのよ。

 翌々日、お礼のお菓子が届いたので、今度はこちらから電話をした時、またまた1つしか入っていなかった麻紐かごの話になってね。しばらく話していたら、その人が言ったのよ。『あれまあ、あれって、蓋ではなかったの!』」

 ここまで話して、私の作る麻紐かごの形を知っている長女が、飲みかけていたお茶でむせてしまった。「あれはどう見ても、蓋つきかごではないでしょう。そんなふうに考える人がいたなんて、驚いた!」

 私は、この歳まで生きてきた最近になって、いろんなことを悟りつつあるけれど、その中の1つに、自分の憶測はまったく当たらないということがある。

 あの人はこう言うだろう、あんなことをするだろうと、憶測で10通りのパターンで考えても、実際のその人の行動は、考えつかなかった11番目のパターンであることがほとんどだ。だから、最近、「どうして? なぜ?」と、人の頭の中のことについては、考えないようにしている。

 それで、長女にも言った。「人が、どうしてあんなことを言ったのだろうとか、どうしてあんなことをするのだろうと思った時は、「麻紐かごの蓋!」と、3回、唱えるといいよ。自分が憶測した10通りのパターンではなくて、真実は、考えつかなかった11番目にあるってね」

 …ということで、今日の写真は、手作り作品の注文を受けた人たちにおまけとしてプレゼントするために編んだ、麻紐かごが4つです。これにアクリルたわしもつけてゆうパックの送料も足したら…。(笑)
 でもでも、それが年寄りの楽しみなんだなあと、これも、最近、悟ったこと。
 
 

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by miman57 | 2017-06-19 08:02 | 作ったもの | Comments(0)