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今日は何を縫う?何を書く?

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大腸がん

 長女の夫が大腸がんになり、お正月を挟んでの3回の検査のあと、先日、6時間に及ぶ手術。
 
 検査を続けるほどに、初めの病院で聞かされたよりも症状が軽くなっていき、手術後に切り取った患部を医師が目で見た限りでは、ステージ1だろうとのこと。
 それでも、直径2.5センチあったとか。

 直腸を10センチ以上切って、つないだのかな。
 このあと数か月は人工肛門生活となる。

 この1か月、あの検査が済めばすべてがわかる、手術が終わればすべてが済むと考えていたのだけど、がんって、5年が無事に経過するまでは、確かなことは誰にもわからないのだということを、いま知ったところ。

 病院が私の住んでいる町にあるので、検査も手術もお見舞いも、我が家に泊まってから。
 子どもが小学生なので、学校を休ませるわけにもいかず、時々は、私が長女の家に泊まったりもする。

 疲れた…。

 孫のお守りの最中に脳こうそくで倒れた人を2人知っているので、「私のように世間を知らないものでも、2人も知っているのだから、多い話なんだろうな」と思うことだ。
 これだけは、自分はそうなりませんようにと、神様に祈るしかない。

 それから、長女一家と行動を共にすると、どうしてもお金が出ていく…。
 
 乏しい年金の中から、倹約しては少しづつ溜めたお金を、今回で全部、使ってしまうのか。
 長女一家のために溜めたのではないのになあ。
 何を買おうか、それとも旅行しようかって、私にとっては、楽しみなお金だったのになあ。

 預金を崩さなくても、使えるお金が手元にあったことを喜ぶべきなんだろうけれど。

 大学を卒業させたとき、子育ては終わったと思い、それが結婚まで続くことに驚いたのに、孫が生まれてまだまだ続き、病気や失職で、(ブログには書かなかったけれど、長女の夫は、昨年の半年間、無職だったのだ)、ずっと続くのかと、やりきれない気持ちになったり、いや、体力的にも経済的にも、子ども達家族を助けてやれることは幸せなことだと自分に言い聞かせたり。

 「80年の人生を、人は、自分の好きなことをして遊ぶために生まれてきたのではない」と、当たり前のことに気づいている。
 孫が生まれ祖母となった時、これが『命のバトンタッチ』かと嬉しかったのだけど、『命のバトンタッチ』って、生半可なものではないようだ。
 
 
 

 

 
by miman57 | 2017-01-28 12:38 | 日々に想う