『人斬り弥介』峰 隆一郎

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 手作り作品を置かせてもらっているお店の横が金券ショップで、その一画に本箱が据えられていて、古本が売られている。

 本を読むということにまったく興味を失くしてしまい、老後の楽しみにと集めていた100冊近い文庫本も処分してしまったのだけど、久しぶりにそこで古本を手に取ったら面白そうだったので、とりあえず1冊買ってみた。そして面白かったので、また2冊買った。

 『人斬り弥介』峰 隆一郎。
 調べてみたら、作家の峰 隆一郎さんはすでに亡くなっておられた。

 私は欧米の翻訳ミステリー小説しか読んでこなかったので、チャンバラもの、すっごく新鮮で面白いです! 本に書かれている刀の構えを、竹の物差しを振り回して、再現して、遊んでいます。(笑)

 私はチャンバラ小説は読んだことなかったので、今回、2つのことを知った。

 剣道の技ありで、「メン」と「ドウ」はわかるのだけど、「コテ」がどうして1本なのかわからなかった。手首を切られても、致命傷にはならないないと思っていた。でも、手首を斬られたら、刀が持てない。刀が持てないと、相手に斬られるしかないのだ。

 それで、この『人斬り弥介』シリーズでは、敵方の手首が斬られる、斬られる…。刀を持ったままの手が、ばっさばっさと斬り落とされて、宙を舞う…。

 それと、<とどめ>。
 昔の医術では、内臓を損傷したら、長い間を苦しんだあげく死ぬしかなかったのか。刀で戦う時代の映画やドラマの戦場では、戦いの後に<とどめ>をさしてまわるシーンが時々あって、「なんと残酷な」と思っていたけれど、あれは情けでもあったのか。

 …と、活字で追う残虐なチャンバラシーンは、面白く読める。

 しかし、先日、映画『ハクソー・リッジ』(沖縄戦で負傷兵を助けたアメリカ人衛生兵の感動ストーリー)をDVDで見たのだけど、その後、二晩ほど、魔犬に襲われてばらばらになった人体とか、切り取られた手足が山積みなった手術室とかの夢を、総天然色でみてしまった。(>_<)

 頭の中で想像するよりも、目で実際に見てしまったものは、衝撃が大きいのだなあ。

 



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by miman57 | 2018-07-03 12:10 | 本・映画・ドラマ | Comments(0)