2018年 10月 26日
中国古銅器展と旧・広瀬邸
『中国古銅器展』は、カルチャーの先生や受講生に、「行きます!」って宣言していたものだから、絶対に行かなくちゃならなくて…。(笑)
紀元前1000~1500年くらい前の青銅器の実物は、圧巻だった!
今は、ネット検索の写真でこういうものは見ることができるけれど、やはり実物を見なくては。それにしても、すべて祭祀儀礼に使われていたそうで、当時の一般庶民の暮らしの貧しさを考えると、占いとか祭祀の比重の重さに、人間の妄想のすごさというかおぞましささえ感じてしまう。
供え物として生贄はつきもので、人間の首もいっぱい刎ねて供えていた…。
あかがねミュージアムの帰りには、同じく新居浜市内ある『旧・広瀬邸』の見学。
住友銅山の発展に寄与した人の、新居浜の家。
当時は、敷地が9000坪もあったということだ。
住友銅山の発展に寄与した人の、新居浜の家。
当時は、敷地が9000坪もあったということだ。
戦前の財閥の権力&金権のすごさを思い、私は同じ県の人間として、銅山で働く人たちの重労働と銅山がもたらした公害で長く苦しんだ市民のことも知っている。
ちょっと昔までは、経済と文化の発展する中で、貧しい人たちの人権などなかったのだなあ。ある時代においては、家畜並みだったかも。
そして、後世にその時代を代表して残るものが、貧しい人たちの暮らしではなくて、権力&金権を持ったほんの一握りの人間の作ったものというのも、なんとも言い難いものがある。
by miman57
| 2018-10-26 07:24
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