

私の父が退職後の楽しみにと購入して、あれやこれやの木を植えていた土地に、我が家を建てて、25年が過ぎた。
肝心の父は退職後あっけなく半年で亡くなってしまったが、父の魂が乗り移ったのか(笑)、突然、夫が庭大好き人間に変身して、父が遺した木々を育ててくれている。
しかし、残念ながら、枯れてしまった木もあって…。
文旦の木も、その1つだった。
道路に近い場所に植わっていたことと、赤ちゃんの頭ほどの大きな実がなるので、「文旦の木のある家」と、ご近所の方にも覚えてもらったりもしていたが、住みだしてかなりはやい時期に枯れてしまった。
しかしながらその後、枯れた木の横から新芽が吹いて、どんどんと成長していると夫から聞かされてはいたが、なんとなんと、今年、その新しい枝に、初めて、実を2つつけたのだ。
なんかいいことあるのかな…。
夫と私、元気に仲良く、少しでも長くこの土地と家に住み続けたいと思っている。
だから、お父さん、あの世から、見守っていてね。
この季節になると、無性に、父に会いたくなる。
▲ by miman57 | 2017-10-04 15:52 | 日々に想う | Comments(4)